クオーツガラスコーティング(業務用)とは
クオーツガラスコーティング(業務用)は半導体の絶縁膜として活用されていたガラスコーティング膜を自動車ボディ用に改良したもので1999年に発売となり現在に至るまで絶大な人気を得ています。
パーヒドロポリシラザン(無機質のポリシラザン)が主成分のクォーツガラスコーティングは、スプレーコーティングにより大気中の水分と反応しシリカガラスに転化します。
1ミクロン以下の薄い無機質のガラス膜で覆われたコーティング面は油性の汚れを寄せ付けにくく、長期間保護されることとなります。自動車のボディで考えると、クォーツガラスコーティングが施工された塗装表面は、排気ガスや煤煙など油性の汚れを塗装表面に入り込まず、コーティング面に付着する汚れを水洗いで簡単に落とすことができるので、いつも汚れにくい車を実現させるのです。形成されるシリカガラスは無公害で焼却されても埋められても熔解されても問題がなく、また高い防汚機能により洗車回数を減らすことから環境を配慮した商品と言えます。
クオーツガラスコーティングは、絶縁性や耐熱性、親水性など9項目の優れた性能、性質。
- 例えば、セラミックなどが絶縁体として利用されています。クオーツガラスコーティングも半導体の平坦化絶縁膜として、既に10年以上前から使用されています。
- 石英ガラスの耐熱温度は1300℃です。
- 常温大気中で密度2.0程度の石英ガラス膜へ転化します。常温大気中であれば約1ヶ月で表面硬度9H程度まで硬化します。
- 水分となじみ、油分をはじく特性を活かし表面に付着する頑固な油汚れを、水洗いだけで簡単に落とすことができます。
- 無機質という特徴を持っているため、紫外線などにさらされても劣化することはありません。また、酸に対しても高い耐性を発揮します。
- 膜厚は1.0μ以下。その為素材感を損なわずに施工できます。また素材表面と化学結合することにより、高い密着性を発揮します。
- マイクロメートルレベルの凸凹を埋めてしまうことで、物理的に汚れのこびり付きを防止し、塗膜の美観を維持します。
クオーツテクノロジー
- クオーツガラスコーティングは、ガラス膜を形成する新素材、「アクアミカ」を利用したコーティング剤。ボディーの塗装面にコートされると空気中の水分や酸素と化学反応を起こし、1μm以下の薄いSiO2(石英ガラス)の膜に変化します。
- 常温で硬化します。また、施工方法を選ばず様々なものに対するコーティング剤としてその優れた性能をいかんなく発揮します。
- 完全無機の石英ガラス質ですので、※10年以上の耐候性があります。(※環境・用途により異なります。)